TSMマネジメントの
3つの特徴
当時、「フィルムカメラメーカー」に過ぎなかったオリンパスが、パソコン業界の中で「技術力の高い企業ブランドトップ5」に。
誰も知らないスポーツブランド、アンダーアーマーは3年でスポーツブランドトップ10に。
新興寝具メーカーのエアウィーヴは、短期間のうちに認知度80%以上、年商100憶超えの高級ブランドに。
いずれも事業立ち上げ時で、マーケティング予算は非常に乏しく、しかも強大な競合ブランドに囲まれている状況下でした。
ブランディングの本質
「ブランディング」は多額の広告費だけで作れるものではありません。
第一に、ブランドの「核」となるものをしっかりと構想する必要があります。
アンダーアーマーであれば、「UNDER ARMOUR MAKES YOU BETTER(進化をもたらす)」
エアウィーヴは、「The Quality Sleep(眠りの世界に品質を)」
ユニクロは、「Life Wear(あらゆる人の生活を、より豊かにするための服)」
これらは、ブランドミッション、ブランドアイデンティティ、コーポレートスローガン、パーパスなどと言われています。
こうした「核」が無いままに、かっこ良いロゴを作ったり、広告やPR(広報)、SNSなどの発信をしても、お客様には響きません。あるいは、一見「核」っぽい「お題目(言葉)」を発信しても信じてもらえません。
全ての企業活動がブランディング
「核」は、「お題目」ではありません。「核」を体現した商品が必要です。
そうした商品や、「核」そのものを伝えるための、研ぎ澄まされたメッセージが必要です。広告やカタログ、SNS、展示会など、リアルとwebを跨って、首尾一貫したメッセージを伝えます。
メッセージの発信だけではありません。店舗を持っている場合には、店舗デザインはもとより、
VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)、更には「接客」の仕方や、販売員の「佇まい」、カスタマーセンターの対応まで、「核」と首尾一貫する必要があります。
このようにブランディングは、企業のスローガンや広告のメッセージ、ロゴなどの「見た目」だけに留まらず、商品、サービスを始めとして、企業のあらゆる活動を「核」を中心として徹底的に首尾一貫するように研ぎ澄ますことが重要です。
挑戦と継続
これらはもちろん簡単には出来ません。短期間で出来るものでもありません。「お題目」や「見た目」だけ整えても、スマートになった今のお客様にはすぐに見抜かれてしまいます。
また、ブランドは「ブランド資産」という言葉があるように、増やすのに莫大なエネルギー(費用・時間・労力)がかかりますが、「維持」するためにも大変なエネルギーが必要です。油断すると、資産はすぐに減ってしまいます。あるいは、陳腐化してしまいます。
・・忘れられてしまう、新しいお客様に認知してもらえなくなる、古臭いイメージになる、企業が想定しないイメージになってしまう、等々
あるいは、新たなライバルが現れて、ブランドのファンを奪われてしまうこともあります。
ブランドは、「核」が第一に大事ですが、それを体現し、実現し、世の中に浸透させるためには、上記のように、企業のあらゆる機能・部門が「核」と首尾一貫した行動を、継続的・永続的に続けていくことが重要です。
経験と洞察
当社代表は、ブランドの「核」を考えるところから、それを体現する商品の企画開発、ブランドを伝えるためのコミュニケーション(広告、PR、webサイト、カタログ、ポスター、ユーザコミュニティ構築、等々)、展示会、店舗開発、接客、カスタマーセンター等々、ブランドに関するあらゆる活動を統括し、商品ブランドも複数立ち上げてきました。
ブランドの難しさも価値も、そしてその「立上げ」を熟知しています。